内視鏡検査

内視鏡検査

内視鏡検査

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

当院の内視鏡システムは、オリンパス社製の最新鋭のシステムEVIS X-1を導入しており、高画質で鮮明な内視鏡観察を可能としています。さらに狭帯域観察(NBI)などの特殊光観察と光学ズーム機能を併用することで粘膜の微細な変化を観察でき、早期がんの発見にも大きな力を発揮します。

胃カメラのスコープも、GIF-XZ1200を導入し現状での最高レベルの画質での観察を可能としております。より詳細な観察を行うために経口での検査となりますので、当院では鎮静剤を用いた検査を推奨しております。
※画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

 

検査の流れ

前日

前日の夕食は通常通りの内容で結構です。胃に内容物が残るのを避けるため、20時までに済ませていただくことをお勧めしております。

当日朝~検査まで

検査当日は朝食をとらずにご来院ください。血圧や心臓の薬などは早めに内服していただければ結構です。抗血栓薬(血液サラサラの薬)は事前に中止する必要があるものもございますので、お問い合わせください。

鎮静剤をご希望される場合は、検査後のお車やバイク、自転車の運転は控えていただきます。

検査

検査前に胃の中の泡を消す消泡剤を飲んでいただきます。喉に局所麻酔薬を噴霧いたします。ご希望の方は、鎮静剤の注射を行います。

内視鏡検査は5分から10分程で終了いたします。必要に応じて、色素を用いた観察や組織検査などを行います。

検査終了後

鎮静剤を用いた場合は、1時間ほど回復室で休んでいただきます。目が覚めましたら、診察室で結果のご説明を行います。

費用

3割負担(検査費のみ)で4,500円前後です。
病理組織検査を行った場合は合計で9,000円から12,000円前後の費用になります(検査臓器数により異なります)。

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸カメラ用スコープ オリンパス社製 PCF-H290ZI

大腸カメラ用スコープ
オリンパス社製 PCF-H290ZI

内視鏡を肛門から大腸の中に挿入して、大腸内を直接観察いたします。大腸ポリープや大腸癌、大腸憩室や炎症性腸疾患などの診断が可能です。大腸がんは早期で発見された場合高い治療成功率が望めますので、早めの検査を行って早期発見に努めることが大事です。

また、大腸ポリープは将来がんになるタイプもありますので、見つけた場合にはその場でポリープ切除術(日帰り手術)を行うことも可能です。大腸ポリープを切除することで、将来大腸がんになることを防ぐことができます。
※画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

検査の流れ

受診~検査予約

事前に下剤の内服が必要ですので、検査前に一度外来を受診していただき、診察と検査日程の予約をさせていただきます。抗血栓薬(血液サラサラの薬)は事前に中止する必要があるものもございますので、外来受診時に内容をお知らせください。

前日

前日は消化のよい食べ物をとっていただきます。より早くきれいな状況にするために検査食の用意もございますので、排便などの状況に応じてご購入いただく場合があります。

食事はできるだけ前日20時までにとっていただくことをお勧めしております。眠前に指定の下剤を服用いただきます。

当日朝~検査まで

検査当日は朝食をとらずにご来院ください。血圧や心臓の薬などは早めに内服していただければ結構です。鎮静剤をご希望される場合は、検査後のお車やバイク、自転車の運転は控えていただきます。

当日朝から1~2Lの腸管洗浄剤(下剤)を服用いただきます。下剤の内服は、院内にも飲用ルームを完備しておりますし、ご自宅での服用も可能です。便が排出され残渣のない透明な状況になりましたら、検査に入ります。

検査

併存症の状況に応じて適切な鎮痙剤を選択し、注射いたします(筋肉注射または静脈注射)。ご希望の方は、鎮静剤の注射を行います。

内視鏡検査は15分から30分程で終了いたします。必要に応じて、色素を用いた観察や組織検査、ポリープ切除などを行います。

検査終了後

鎮静剤を用いた場合は、1時間ほど回復室で休んでいただきます。目が覚めましたら、診察室で結果のご説明を行います。

費用

3割負担で6,500円前後です。
病理組織検査を行った場合は合計で10,000円から17,000円前後の費用になります(検査臓器数により異なります)。
ポリープ切除を行った場合は合計で25,000円から30,000円前後の費用になります(治療臓器数により異なります)。

超音波内視鏡検査(EUS)

超音波内視鏡(EUS)とは、内視鏡先端に超音波の機器を搭載した専用の内視鏡を用いることで、胃や十二指腸などの消化管をとおして膵臓や胆道(胆のう・胆管)の状態を詳細に観察することができる精密検査です。

消化器癌の中で、膵臓がんや胆道がんは早期発見が難しいことが知られております。特に膵臓がんでは、CTやMRIであっても腫瘍の検出感度は80%未満といわれますが、EUSでは94%の高い感度を誇ることが報告されており、膵臓がんの早期発見を目指すためには欠かすことのできない検査になりつつあります。

しかしながら、特殊な機器を用いかつ高度な技術や経験を要することから、検査が可能な施設は限られるのが現状です。

当院のEUSに関して

当院ではより詳細な観察を行うために、全国的にもまだ導入数の少ないオリンパス社製の新鋭の観測装置EU-ME3を導入しております。
※画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

従来の機器(EU-ME2)と比べても、より鮮明な画像を得ることができ、診断能の向上が期待されております。

超音波内視鏡専用機(GF-UCT260)を用いて、消化管からの膵臓や胆道の詳細な観察を行うことで、CTやMRIでも描出困難な小さな病変も見ることが可能となります。

検査の流れ

前日

前日の夕食は通常通りの内容で結構です。

当日朝~検査まで

検査当日は朝食をとらずにご来院ください。水、お茶などの飲用は特に制限はありません。糖尿病のお薬以外の内服は、朝早めに内服いただいて結構です。抗血栓薬(血液サラサラの薬)は継続しながらでも検査可能です。

通常の胃カメラと比べて太い内視鏡を使用しますので、鎮静剤を使用して眠っていただき検査を行います。検査後のお車やバイク、自転車の運転は控えていただきます。

検査

検査前に胃の中の泡を消す消泡剤を飲んでいただきます。喉に局所麻酔薬を噴霧いたします。血管ルートを確保して、鎮静剤の注射を行います。

内視鏡検査は15分~25分ほどかかりますので、鎮静剤を適宜追加しながら眠った状態で検査を行います。

検査終了後

鎮静剤の効果がきれるまで、ゆっくりと回復室で休んでいただきます(1時間~1時間半ほど)。目が覚めましたら、診察室で結果のご説明を行います。

費用

3割負担で5,000円前後です。
所見により追加検査を行った場合には、追加で費用が発生することがございます。

主な検査内容と検査の流れ

鎮静剤を使用した“きつくない”内視鏡検査

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